Preventive dentistry

  • 予防歯科とは?
    一度虫歯になると、よほどの初期症状でない限り自分で治すことはできません。また、治療したとしてもそれは元通りではありません。虫歯になる時点で口内は健康的ではなく、虫歯になってから治療を繰り返すのでは、歯はどんどん健康を損なっていきます。

    口内で起こる病気の多くは初期に自覚症状がなく、自分では見つけにくいものです。痛みが出てきたときには症状はある程度進行してしまっているので、自分で治すことは難しい状態です。
    スウェーデンやアメリカといった歯科先進国では、虫歯の治療より虫歯の予防に重きを置いています。先進国にとってのデンタルクリニックとは、虫歯や歯周病を治療する病院ではなく、健康な歯を守るために歯のメンテナンスをしに行く場所なのです。

    「虫歯になってから治療する」のではなく、「虫歯にならないようにする」ことが、予防歯科です。虫歯になる前に歯科で検診を受け、歯垢や歯石をきれいに除去してもらい、口内を健康に保ちましょう。
    予防歯科の大切さ
    近年、日本でも「予防歯科」に対する注目が高まっていますが、欧米の予防歯科先進国と比べると、まだまだ浸透度は高いとは言えません。

    予防歯科とは、虫歯や歯周病などの病気にかかってから歯科医院で治療を受けるのではなく、病気にかかる前に治療を受けることで、歯の健康を守る歯科治療です。虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんど現れないため、痛みなどの症状に気づいた時には、すでに進行してしまっているケースが少なくありません。そのため、こうした病気から歯を確実に守るためには、3ヶ月に1回など定期的に歯科医院に通い、早期発見・早期治療に努める必要があります。

    当クリニックには、診療が終わったら必ず次回のご予約を取られたり、こちらから何も言わなくても定期的にお越しになる患者様もいらっしゃいます。しかし、まだまだ「予防歯科の重要性が浸透している」とは言い難い状態です。私達は歯に対して高い意識を持たれている方はもちろんのこと、初めて「予防歯科」の存在を知ったという方にも、是非その重要性をご理解頂き、歯を病気から守って頂きたいと考えています。
    一生自分の歯でものを噛み続けるためにも、是非そう歯科クリニックで「予防歯科」を始めてみてください。

    予防歯科の大切さ

  • 健康な歯を守るために歯科医院でするプロケア

    健康な歯を守るために歯科医院でするプロケア

    歯を病気から守る上で頼りになる存在、それが歯科衛生士です。
    当院でも歯科衛生士が親身になって、患者様の歯の健康をサポートします。
    定期的にお越し頂き、歯科衛生士によるお口の健康チェックを受ければ、虫歯や歯周病などの病気を早期に発見して適切に処置することができるようになります。どんな治療も「予防」にはかないません。

    是非当クリニックへ定期的にお越しになり、歯科衛生士の協力のもと、歯の健康を守るようにしてください。

  • 健康な歯を守るためにお家でするセルフケア
    • 歯ブラシの選び方
      現在、多様な歯ブラシが販売されていますが、大事なのは自分の口内にあった歯ブラシを選ぶこと。
      ヘッドの大きさは前歯2本分を目安とし、口の中で動かせる大きさのものを選びましょう。毛の硬さは歯ではなく歯ぐきの状態に合わせて、出血する人は「やわらかめ」を使用してください。

      歯ブラシの選び方

    • 歯の磨き方
      虫歯や歯周病の原因である歯垢(プラーク)は、歯と歯の間や奥歯に残っています。歯を磨くときは、磨きにくいところを意識しながら、そこにある汚れをかき出すようにイメージして磨きましょう。歯と歯ぐきの間もしっかりと磨きます。しかし、力を入れすぎると歯ぐきが傷ついてしまうので、入れ過ぎは厳禁です。

      歯の磨き方

    • デンタルフロスや歯間ブラシで仕上げ
      磨き終わったら、仕上げとしてデンタルフロスや歯間ブラシで、隙間に残っているプラークを取り除きます。こうすることで、口内の歯垢が大幅に減少します

      デンタルフロスや歯間ブラシで仕上げ

  • 定期健診について

    定期健診について

    歯を病気から守るためには、定期検診が不可欠です。患者様の歯の状態によっても異なりますが、当クリニックでは3ヶ月に1回程度に頻度で受けられることをおすすめしています。

    虫歯や歯周病はゆっくりと進行するため、「前回の検診では異常はなかったが、今回の検診で重度の虫歯が見つかった」ということは基本的にはありません。

    つまり、定期検診を受けることで、病気が進行する前にそれを発見し、適切な処置を受けることができるようになるのです。