ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニングのことです。薬剤を付けて光を当てるオフィスホワイトニングと違い、ホームホワイトニングは自分の歯に合わせて作ったマウスピースに薬剤を入れ、そのまま歯に装着します。毎回通院する必要もありません。
しかし、歯医者に行けば施術してくれるオフィスホワイトニングと違い、ホームホワイトニングは全てを自分で行います。そのため、飽きっぽかったり、さぼり癖のある人には向かないかもしれません。
施術した直後に効果が実感できるオフィスホワイトニングと違い、ホームホワイトニングは遅効性です。毎日行うことで、じわじわと少しずつ白い歯に近づきます。
時間をかけて白くした分、持続性はオフィスホワイトニングより上です。費用もオフィスホワイトニングよりは低価格なので、急いで歯を白くしなければならない人はオフィスホワイトニング、そうでない人はホームホワイトニングを選ぶといいでしょう。
ホワイトニングで白い歯を手に入れても、効果は永久的ではありません。それぞれ持続性は異なるものの、どちらも白さの期限は来てしまいます。
しかし、生活習慣に気をつけ、日頃からケアをすることで、白さを長持ちさせることはできます。
コーヒーや紅茶、赤ワイン、チョコレートなどに含まれるポリフェノールは、ステイン(歯の着色汚れ)の原因になります。ステインは時間の経過とともに落ちにくくなるのですが、特にホワイトニング直後は色素が歯に付きやすい状態なので、これらの飲食は避けましょう。日頃から色の濃い食べ物や飲み物を避けることで、歯の着色を予防できます。
また、タバコに含まれるヤニもステインの原因です。部屋でタバコを吸い続けると、白い壁紙が黄色く変色しますよね。同じことが歯にも起こるのです。
自宅で出来るケアは歯磨きですが、重要なのは磨き方です。汚れを落とそうと強い力で磨くと、歯の表面が傷ついてしまい、そこに汚れが付きやすくなってしまいます。
大切なのはすべての歯を丁寧に磨くことです。1本1本、汚れが残らないように意識して磨きましょう。
当クリニックでは歯磨き指導も行っております。正しい歯の磨き方を理解し、白い歯を保ちましょう。
普段のケアに加えて、3カ月に1度は必ずクリニックで定期検診を受けましょう。自分では磨けていない部分の磨き残しや、すでに付着してしまった汚れを歯科医院で除去することで、清潔な白さが長持ちします。